山林見学会
丸川木材株式会社では、栃木県深沢の山を所有し、協力者の皆さまとともに森林の再生・
保全に取り組んでいます。
植林した山を適正に間伐して管理することで、
木の根が発達して成長が促進され、土砂災害に強い森になります。
また、豊かな森で蓄えられた養分を含む水は、やがて海に流れ込み豊かな生態系を育みます。
丸川木材株式会社は、木材を扱う会社の社会的責任として深沢の森の保全に取り組み、
この素晴らしい環境を工務店や施主の皆さまにも体験していただくため、
「山林見学会」を開催しています。
工場見学
まずは、茨城県桜川市にある丸川木材株式会社の本社にお集まりいただきます。このあたりの土地柄・歴史的な背景や、製材の工程についてひと通りご説明したあと、実際に敷地内にある工場を見学していただきます。桧材特有の芳香に満ちる工場の中を、皮むきから製材、乾燥、仕上げまで、原木がどのような機械と人間の作業によって美しい製材に仕上げられるのか、またその工程でどのような二次産物ができるのかをご覧いただきます。
物件見学
工場を見学したあと、当社製材を使用して建てられた住宅を見学していただきます。実際に家の中に上がっていたき、桧材の使用方法や桧材を存分に生かした住宅の居心地について、ゆっくりとご確認いただきます。見えるところはもちろんのこと、見えないところまでふんだんに桧材を使った建築をじっくりご覧ください。
木工・川遊び
その後、栃木県深沢の山林に移動します。ちょうどお昼どきとなりますので、まずは、気持ちのよい森の中で、当社が用意した昼食を召しあがっていただきます。食事が済んだら森林浴をしながら、当社社長の森林についてのお話──間伐や枝打ちを行う意味や山林が有する大切な保水機能についての説明に耳を傾けていただきます。続いて、木を削ってお箸などの木工作品をつくるワークショップを体験。また、近くの沢まで降りていって川で遊んだりもします。
枝打ち体験
参加いただいた皆さまに「枝打ち」を行っていただき（工程上、行わない場合もあります。）、森林保全にご協力いただきます。この枝打ちにより木の下枝を切りとることで、森林内の光環境が整い、樹木の健全な成長が促されて節のない良質な材をつくることができます。この枝打ち作業で森林見学会は終了です。
都内からお越しのお客さまなどは、この後、陶器で知られる栃木県益子町や海産物で有名な茨城県阿字ヶ浦まで足を延ばされたりもするようです。